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背骨(脊柱)は、7個の頸椎(けいつい)、12個の胸椎(きょうつい)、5個の腰椎(ようつい)と骨盤の一部である仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)からなっています。椎骨と椎骨の間には椎間板とよばれるクッションの役目を持つ軟骨板があります。もともと腰痛は4〜5kgもある頭を支えている脊柱への負担が多くなって起こるものですから、不良姿勢、筋力の低下、疲労、肥満などさまざまな原因で出現します。
脊椎分離症は育ち盛りの子供たちが過激なスポーツを毎日行い、そのストレスによって椎弓(ついきゅう)の関節突起間部に亀裂が生じて起きる疲労骨折が原因とされ、中学2年生に集中してみられます。治療法はまずCTやMRIで診断されたならばスポーツを痛みが消失するまで休むこと、痛みがとれたならば少しずつトレーニングを開始しますが痛みがきたら止めるという疲労骨折一般の治療が大切です。ちょうどこの時期に代表選手としてスポーツを中止できないからと無理をすると脊椎すべり症になって一生苦労することになります。
椎間板ヘルニアは20歳頃に起きますが椎間板を構成している髄核(ずいかく)は水分を含んだゼラチン状をしていますが20歳を越える頃に水分が減ってきて弾力性が失われて髄核の周りの線維輪が裂け、髄核が飛び出たものです。安静、牽引などの療法がありますが難治性で腰痛、しびれが続きます。
腰痛にならないためには姿勢を良くすること、いすに腰掛けるときには深くすわること、重いものは持ち上げないことなどが大切ですが、筋力を鍛えて脊柱への負担をカバーできるように身体能力を高めておく必要があります。腹筋、水泳などがお勧めであります。トレーニングで体重を減らしておく効果もあります。
高齢者では骨粗鬆症(こっそしょうしょう)や変形性脊椎症など変性、老化現象のほかに椎骨(ついこつ)の圧迫骨折などもありますので腰痛の起きたときにはまず病院へ行ってレントゲン検査やCT、MRIなどでしっかり診断してもらってください。 |