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宮城県のサッカープレーヤーおよびサッカーファンの皆様、こんにちは。昨年4月に松本純先生の後任として、スポーツ医学委員会の委員長に任命された高橋道長です。宮城県内のサッカープレーヤーが、できるだけ快適に、長期間プレーできるよう、特に医学の面からお手伝いしようと思いますので、よろしくお願いします。さて、高円宮さまがスカッシュ中にお亡くなりになって以来、スポーツ中の突然死が注目を浴びるようになりました。今回は、皆さんもお聞きになったことがあるAEDについて、簡単に使い方を御説明したいと思います。
AEDとはコンピュータ化された除細動器のことで、Automated External Defibllirator(自動体外式除細動器)の略語であり、一般の方でも使用することができます。サッカーの練習中や試合中、あるいは終了後に突然倒れて、意識を失ったまま動かなくなる場合の原因として、心臓の不整脈が最も多い(特に心室細動のような不整脈)とされています。そのような事態に遭遇した際には、心肺停止状態を確認した後、ただちに心肺蘇生を行わなければなりません。基本的には、人工呼吸と心マッサージを開始することになりますが(心肺蘇生)、AEDが備え付けてある施設で発症した場合には、速やかにAEDを準備して、傷病者に装着することが勧められています。まず、最初にAEDのフタを開けて、装置を取出し、電源を入れます。次にAEDの電極パッド2枚を傷病者の胸部に貼ります(できる限り、地面が濡れていない環境で、傷病者の汗をふき取ってから貼付してください)。心肺蘇生を中止して、傷病者から離れ、分析ボタン(analyze)を押します。AEDが心電図を自動的に分析し、除細動が必要な場合には、「ショックボタンを押してください。」、と音声が鳴ります。誰も傷病者に触れていない事を確かめ、ショックボタンを押します。その後も心肺蘇生(人工呼吸と心マッサージ)を続けることが必要ですが、いつまで心マッサージを継続するかはAEDの指示に従ってください。脈拍と呼吸が再開しない場合は、心肺蘇生を続けることになります。もし、傷病者の脈が正常に戻り呼吸が再開した場合には、蘇生を終了し、傷病者を横向きにして、救急隊の到着を待ちます。
以上文章で御説明しましたが、実際にAEDの実物を見て、使い方のトレーニングを受けないと、いざという時に使えないと思います。本年4月8日に、宮城県サッカー場で、講習会を企画したところ、20名以上の応募があり、多くの皆さんが受講されました。実習直後は、皆さん使い方を習得されたようですが、緊急事態に遭遇した場合に、うまく使えるかどうかは、普段のトレーニングに依存するところが大きいと思われます。使い方は簡単な器械ですが、繰り返し講習を受け、緊急事態に備えていただきたいと思います。講習は、地域の中心的な消防署で、受ける事ができますので、御相談願います。 |