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今年の夏は、小学生から大人に至るまで、地域のフレンドリー大会から全国大会まで、広くサッカーを見てきました。どの会場でも、1個のボールをめぐっての彼らの目的達成のドラマが繰り広げられていました。サッカーのレベルは様々ですが、その巧拙に関わらずゲームは成立し、その場を共有する選手も観客もサッカーの本質を十二分に堪能していました。どんな環境でも、どんな場所でも、どんなレベルでも、サッカーの本質は変わらないものだと言うことを実感した夏でもありました。
さて、本稿では先日天童市で行われた東北総体の報告をさせていただきます。
少年男子は、対青森戦が3対1、対秋田戦が2対1の2勝で本大会出場を決めました。チームの立ち上げが遅れたこと、クラブユースや天皇杯でチーム全体としてのトレーニングが不足していたこともあり、点差以上に苦しい戦いでした。ゲームの状況の変化にうまく対応する力が必要になってきています。しかし、結果を残すことも、この年代からは非常に大切なことです。高円宮杯でクラブチャンピオンの清水を破った仙台育英同様、高い評価を得てよいことだと思います。
成年女子は、例年通り他県を圧倒しての本大会出場です。YKK東北の選手達は、今年から部員数が減り、練習時間も短縮され、その中でも集中したトレーニングをこなして結果を残しました。マイナス面の変化が多くても、自らの努力と工夫によってチーム力を維持する選手達に教えられることの方が多いようにも感じられました。
成年男子は、今年から「選抜制」に戻し、県内のJFL、東北リーグ、県リーグの選手から公募制で集まっていただきました。自らの意思で集まった選手達のモチベーションは高く、練習、大会を通してまとまりのあるチームが出来ました。結果は、対山形戦が2対0、対福島戦が1対0で、本大会進出です。このような成年チームがプレイしている宮城県のサッカーの雰囲気を他に誇りたいと思うくらいの闘いぶりでした。
全種別1位で、東北予選を勝ち抜いた宮城県チームですが、もちろん本大会へ向けて修正・強化を始めています。しかし、今回の東北総体を通じて、最も強く感じられたものは、県の代表チームとして闘う選手やスタッフの責任感や強い意思でした。このような代表チームの姿勢は、きっと他の全ての年代にもよい刺激となり、宮城のサッカー全体に浸透して行くのだろうと考えます。
今夏、東北総体を初め多くのサッカーに触れ、サッカーの広がりの重要性を改めて認識しています。例えば、小さな子どもが、シニアの応援をし、成年のゲームに夢を抱き、少年のプレイに学ぶ・・・例えば、週末には地域のサッカー場に年齢、性別、経験を問わない仲間が集い、サッカーが始まる。県内のどこのグランドにもそんな光景が見られるようになると、宮城のサッカー文化もさらに成熟していくのでしょう。選手強化とともにそのような環境づくりを推し進めていくことも始めていかなければなりませんね。 |