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みやぎから世界へ
U−16日本代表コーチ 鈴木 淳
 
VOL.2 緑のピッチから
 

 今冬の宮城県、特に仙台近辺は、雪が少なく温暖な日々が続いています。ここ数ヶ月、他地域から宮城県を訪れるサッカー関係者は、思いのほか過ごしやすい気候で、雪山の景色があり、海の幸が味わえるこの土地を絶賛しています。そして、何よりも芝生のピッチの多さ、特に競技場の多さに驚くようです。

 昨年の宮城国体で新設された会場の他に、市町村や企業の持つ芝生の競技場やピッチが、思いのほか数多くあります。中には整備されずにほったらかしの状態のものもありますが、他県に比べればその数は多い方ではないでしょうか。もちろん日本国内に基準を置いてはいけません。世界にはピッチが100面連続しているところや、森の中やビーチ、果ては道路中央の緩衝地帯にまで存在するほどですから、まだまだ世界基準とはいえません。

 しかし、世界に比べればまだまだでも、他県に比べて数多く存在するピッチですから、それを有効利用し選手育成に役立てなければいけないと思います。芝生のピッチの数を増やし有効利用することは、トップレベルの選手ばかりでなく、底辺の選手の育成と拡大にも大切なことだと思います。

 ワールドカップのゲーム、J1のベガルタのゲーム、そしてJFLのソニー仙台のゲーム、今シーズン、いろいろの意味でゲームを観る人々が増えることでしょう。そういった人々に観るだけではなく、プレーする楽しみをも味わってもらいたいものです。緑のピッチの上でボールを蹴る感触は何物にも代え難い喜びです。

 そして、ワールドカップに世界から訪れるサッカー仲間の皆さんには、我々にその感触を伝えていただきたいものです。宮城のどこかのピッチでその感触を互いに確かめ合うことができれば最高なのですが…。緑のピッチの上から自然な形の国際交流も始まると思います。

[ Updated: 2002.2.27 ]

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