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みやぎから世界へ
U−16日本代表コーチ 鈴木 淳
 
VOL.5 本質の追究と判断力
 

 だいぶご無沙汰してしまいました。 

 ワールドカップは過去の出来事となり、その後、UAEでのU-17アジアユース、カタールでのU-20アジアユース、韓国でのU-21参加のアジア大会と各地でアジアの主要大会が開催され、各年代の日本代表チームが活躍しています。そして、Zico Japanも始動、新しい日本サッカーが始まろうとしています。

 ベガルタ仙台も、今一つ調子が上がらぬもののJ1残留へあと一歩、残り3ゲームになりました。是非残留を決めてもらいたいものです。

 サッカーの世界は、ゲーム展開に限らず、各種大会の開催、選手の移籍、戦術の進歩等々、本当にいろいろな動きがスピーディーになってきました。このサッカー界の速さに、私なども付いていくのがやっとです。まして、情報が氾濫している社会にあっては、情報過多に陥りやすく、本当のサッカーの本質を見逃したり、忘れてしまうことが多々あります。ですから本質とは何かを求めたり、見抜く力が必要になってきていますし、偏った情報に左右されない判断力も必要になってきています。

 私も実際のコーチングの中で、「システムがどうの、技術がどうの」といって、本質のゴールするために何が必要なのかを忘れて指導してしまったり、目的もわからず、他のコーチのトレーニングを安易に用いたりといったことが多々あり、しばしば反省しています。

 サッカーに限らず、日本人も国際社会の中で競争力を高めていくために、本質の追究と自分で判断する力が必要なのではないでしょうか。そして、サッカー指導者も、サッカーのゲーム同様、時々刻々と変化する社会状況に対応できる判断力を持ったコーチのみが、生き残っていくのかもしれません。もちろんそれには、人間としての最低限の常識や基本がなければなりませんが。

 『本質の追究』、『判断』、『基本』これらがこれからのサッカーのキーワードなのかもしれません。

[ Updated: 2002.11.14 ]

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