女子普及
女子選手同士できるのはやっぱ嬉しい!中体連女子フェスティバル③10/29
「ずっとサッカーしたかったのに、夏以降、3年生だから部活を引退して出来なかったんです。久しぶりにサッカー出来るから嬉しい!」と言って、グラウンドに走っていった選手の笑顔が印象的なスタートだった中体連女子フェスティバルの3回目が本日10/29に実施。
今回は、東北高校小松島キャンパスのグラウンド(人工芝)で2時間、実施しました。
東北高校は、普段から大崎中央高校、広瀬高校と合同で練習を実施しており、本日はその合同練習も兼ねて、中学生女子選手と高校女子選手が一緒にトレーニングをしました。今回の練習内容は、1対1の攻防でした。普段、男子とはなかなか身体を思いっきりぶつけずらい環境にある女子選手もいますが、女子同士で遠慮なくプレーしていました。ウォーミングアップでは、女子選手に起きやすい怪我を予防できるような膝周り中心のストレッチなども、女性指導者で大崎中央高校の畠山コーチから指導がありました。
本日の中学生参加者は8名。普段は中学校部活動の男子と一緒に部活動で練習し、女子同士での機会はほとんどない状態。
開始前に、参加した選手に「なぜ、参加してるの?」とインタビューすると…
「やっぱり女子同士でサッカーできるのが嬉しい」と答えてくれました。
さらに、昨年から毎回参加してくれているた選手は「〇〇さんとは友達になった!」と答えてくれ、同じ境遇で頑張っている仲間が支えになっているケースも出てきていることを実感しました。
参加した人数は少なかったものの、定期化されている女子の活動機会があると、普段は男子との活動であっても、定期的なこの機会が「拠り所」になっていたり、部活の「引退後の活動機会確保」の役割も果たせるのかと思います。
「サッカー」というキーワードが、人の輪を繋げ、その人の人生を豊かに幸せに紡いでいく…
仲間の存在…は幸せを感じる一つの要因と幸福学では示されています。
中学生以下の活動では女子同士だけでの活動がまだまだ少ない状況ではありますが、「仲間」を作れるサッカーの機会を今後も作っていきたいと考えています。
今回の参加者は8名、実は、中学校の部活で活動している女子選手は70名弱。まだまだ認知されていないこの活動ですが、
今回参加した中1選手の保護者の方に「この事業が2021年度も実施しており、小学生の時には知ってましたか?」と聞いてみると、回答はNO。
小学生から中学生になる際に、「サッカーを続けようか…プレー出来る環境は…」などの不安を抱える女子選手の親御さんが(もちろん選手も)、この活動を知っていることで、「続ける」にもっと前向きになれるはずなのかなと感じました。
この中体連女子フェスティバルは、高校生と一緒に活動することで中学生から高校への進路の選択肢を示していくものでもありますが、と同時に、小学生の女子選手達へどう周知するか、そのアプローチ方法も関係者と進めていきたいと思う日でした。
次回は12月!
2022年 6月実施の 第1回目の 様子
この活動の 開催経緯 こちら
女性人材の活躍する機会を作り、育てる 「みやぎなでしこ塾」という取組みも実施してます こちら