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4種のお知らせ・試合速報

【サッカーっていいね…選手も保護者にも】めぐみ野杯U12リーグ2023最終日

2023.12.17

その瞬間や後で振り返った時に、「サッカーをしていてよかった」と選手に感じてもらうのと同時に、

保護者の皆さんにもお子さんを「サッカーさせて良かったな」と思える瞬間にしたい

今日だけは特別な空間、最後の舞台を一生の思い出にしたい

 

12/3(日)、天候にも恵まれ、あたたかな空気に包まれ「みやぎ生協めぐみ野杯U12サッカーリーグ(以下、めぐみ野U12リーグ)」の最終試合、表彰式が行われました。(リーグ構造はこちら

この日を特別なものにしようと、昨年に引き続き(昨年の模様はこちら

TVで見るプロ選手と同じようなシチュエーション…入場曲でピッチへ入場するセレモニーを実施。

さらに今年は、

その入場時に保護者とのハイタッチ

サッカーを支える一番身近に支えてくれる大人…「保護者」  【サッカーを支える大事な存在(過去記事)

小学生は長い人で6年以上、兄弟がいれば10年以上、お子さんを通してサッカーに携わっている保護者の皆さん

しかしながら、普段はピッチに入れない…(選手の自主性を重んじ)会場では声もかけられない…そんな保護者の皆さんに、最後の舞台で特別な体験をしてほしかった。

そして、選手達からの「ありがとう」、保護者からの「頑張れよ!」を手のひらから伝えあってほしい

そんな想いをのせてこの保護者ハイタッチを実施しました。

 

 

【この保護者ハイタッチに参加した保護者の皆さんの感想】

・ハイタッチしている姿は子ども達が「サッカー選手」になった瞬間。子どもたちのモチベーションに繋がり、それを見ていると親もモチベーションが上がった。

・自チームの選手だけでなく相手選手ともハイタッチできたことが素晴らしい。相手選手も一緒にサッカーをしてきた仲間なんだということを親目線から感じることが出来た。

・自分はスポーツをしてこなかったから、自分自身がこんなに熱くなれる瞬間があるんだ!と子どもたち通して感じることが出来た。

・リーグ戦で長い時間をかけて戦ってきたからこそ最後のその瞬間が想い出になった

・普段、ピッチ横までは入れないので、試合直前に「頑張れ!」と直接声を掛けることが出来たのは良かった。

 

小学高学年になると、家庭でのハイタッチする機会は多くないはずです。選手は照れ笑いをしながらもハイタッチすることで、いつもと違う試合前の緊張感もほぐれ、そして、保護者の皆さんの笑顔も印象的で、さらに対戦相手のチームとも「同じサッカーをした仲間」を分かち合う、そんな特別な瞬間になったのではないかと思います。

 

そして、表彰式

後期で優勝したTOP-AリーグのCHAMPIONはもちろんですが、各地区リーグの優勝チーム、TOP-Bリーグの優勝チームの表彰を実施しました。

昨年より新たにスタートしたこのめぐみ野U12リーグには、一部のTOPチームだけが表彰されるのではなく、より多くのチームが表彰台に上がることで、年間で戦ってきた成果を称えたいという想いがあります。(リーグ立上げの経緯はこちら

NO1を決めるカップ戦の多い小学生年代では、「自チームの能力に見合った試合環境を創り、(点差が大きく開くような試合を減らし)拮抗した試合の中で、小さな成長を繰り返していく。」という試合環境が整備できていませんでした。

このリーグでは、地区で行われるリーグでも、TOPリーグでも、それぞれのチームのチャレンジとその成果をきちんと称え、表彰できる環境を少しずつ整えております。

昨年から始めたいつもと違う表彰授与(昨年の様子はこちら

歩んだサッカー人生の称えられる瞬間
一番近くで応援してくれた人たちに囲まれた花道で
選手は一歩ずつ階段を進む。これからの人生の糧になる今を

 

階段を上がる選手たちのはにかむ顔や、暖かい笑顔で見守る保護者の皆さんを見ていると、改めて大事な瞬間だと感じました。

自分たちの挑戦とその成果が形となって誰かに認められる瞬間は、自分を自分自身で認め、次への自信や勇気へと繋がっていくはずです。

そして、普段は間近で見ることが出来ない保護者の皆さんにも表彰式を楽しんでほしかったですし、自分の親や支えてくれた大人の喜んでいる姿を選手自身が間近に感じてほしく、そんな想いの詰まった表彰式の実施でした。

 

保護者の皆さんからは、「どれくらい近くによって写真を撮れるのか?本当に近くに行っていいの?と話していたが、間近で表彰をしてもらい嬉しかった。」「地区優勝記念シャツはお金で買えないもの。それを貰えたことは嬉しかったのではないか…次の練習から早速着用してプレーしていた。部屋に飾っている選手もいる。」という感想もいただけました。

 

 

小学生の事業でチーム広報カメラ

さらに今回は、各チーム2名ずつの保護者広報担当として、ピッチ横から写真を撮影できるようにしました(オレンジのビブスを渡して識別)。

・一般の方でもスペックとの高いカメラで撮影している方も増えていること

・この特別な日のピッチ上の瞬間を「思い出」として残してほしいと昨年のこの日で感じたこと

を踏まえ、この取組みを実施しました。運営上円滑にするためや、選手の自主性を重んじている指導などもあるため、どうしても、保護者の皆さんへの制限が多い大会運営なっている中で、なんとか「思い出」をいつもと違う視点で届けたかったです。

 【実際にピッチ広報を担当した保護者の感想】

・各チーム2名の広報カメラがピッチに入れるのを聞いた時には、何度も「ピッチサイドで撮影して良いんですか?」と自チーム指導者には確認した。普段はピッチには入れないし、(ピッチで)撮影できるなんてという想いがあったので嬉しかった。

・初めてのピッチサイドでの撮影は緊張感はあった。その中でもピッチサイドでの撮影は、普段聞けない選手たちの「息づかい」を聴けたことや、違う角度で写真を撮ることが出来た。本当にあっという間に終わってしまい、良い時間を過ごしました。

・攻撃方向のゴール裏から、攻めこもうとする選手の表情が撮れたこと、ゴールキーパーを間近で撮影できたこと、試合終了後にゴールの前での集合写真が撮影できたこと、そして保護者や監督も普段とは違う角度から撮影できた。選手達の一生懸命さ、笑顔などはもちろんであるが、保護者、指導者の姿も撮影しているのは、選手達に、周りの頑張っている大人の姿を、写真を通して伝えたいと思っている。

 

 

この特別な体験を積むことで、サッカーを「する人も、関わる人も、観る人も、「サッカーが好き、サッカーっていいね」を感じてもらうことが出来たらと思っております。と同時に、日常のリーグ戦で切磋琢磨できる環境が増えてこそ、サッカーの本質となる部分の活動満足度も高めていけるのだと思います。点差が大きく開く試合は、双方にとって満足度は高まりません。チームそれぞれの能力に合った拮抗した試合環境での日常の積み上げも引き続きこのリーグ戦をきっかけに、小学生年代の試合環境の整備に取り組んでいきます。

その日常があるからこそ、非日常の特別な体験がより一層印象的になるのではないかと考えます。この経験が、後で振返った時、人生の起点になるように、このリーグ戦の価値をもっとたくさんの方々に認知していただき、そして「サッカーで」人が豊かになる社会に貢献していきたいと思います。