【開催報告】ママ選手編キッズひろば～みやぎなでしこ塾～

女子普及

2024.09.18

第12回みやぎなでしこ塾～選手編～を開催しました。

「選手編」どんな内容にしようか？
その打合せで【ママ選手にスポット当ててみるのはどうか？】との意見から、
サッカーを続けているママ選手のために「試合中に子どもを預かり安心して試合をする環境整備のサポートをしてみよう！」
公式戦に絡めては、はじめての試みキッズひろば開催が決定しました。

ママ選手が出場する公式戦は全日本O-30女子サッカー大会宮城県大会。
出場するのは「リトルスターズ」「Feminino」の２チームです。
普段試合に来た子ども達はどう過ごしているか聞くと、
＊試合に出ない選手が子ども達の相手をしている
＊チームに迷惑掛けるから試合に来るのを遠慮する選手もいる
＊子どもの不規則な動きに緊張感をもって見守っている

子どもを預かる＝命を預かる
安心してお子さんを受入れるため運営はリトルスターズ(U15とO50) に協力いただきました。
中学生女子選手と、子育て経験のあるベテランママ達の協力で安心して運営していきます。
事前申込者は９名。当日体調不良など理由で３名欠席あり、２歳～５年生の様々な年齢の６名の子ども達が集まりました。

＊ティアラ制作

中学生のお姉さんと２人１組になり、チーム名を考えました。
その後はオリジナルティアラを制作。絵を描いたり、折り紙やカラフルモールを貼ったり、子ども達はみんな真剣に夢中になってました。

ティアラ作りが終わったら絵本を見て過ごします。

あっという間時間となり、急ピッチで応援グッズを作ります！
赤色（Feminino）、緑色（リトルスターズ）両チームを応援するために、ポンポンを作りました。

準備ができたら、外でみんなで応援！
　

小雨が降っていましたが、子ども達の元気な声が響きます！
０-０の試合も子ども達の声援もあり(!?)点数が入りました。

試合終了ともに、この事業も終了です。
試合が終わるとママに向かって走っていく子ども達。
ママと離れて泣いていた子も、２時間一緒に過ごしたスタッフに安心感を抱き、バイバイするのが名残惜しい。

まだまだ少ない女子選手。
なかでも結婚・出産とライフステージが変化した女性がサッカーを続けるためには、多くの課題や周囲の協力が必要であることが今回改めて気付くことができました。
今回の取組みは参加対象者が一部の方ではありましたが、当初の目的である、
「試合中に子どもを預かり安心して試合をする環境整備のサポートをしてみよう！」は実現できたと思います。

なにより、楽しくサッカーをしているママの姿を見ている子ども達は、きっと自然にサッカーが大好きになっていると思います。異年代のお友達とのかかわりや、女子チーム選手との交流から、交友関係が広がり、サッカーファミリーの輪も広がると感じます。

宮城県のサッカー界でも出産を経て子育て中の女性が、サッカーを楽しめる環境を整えるために何が必要かなど、該当チームや女子委員会と共に協議していきたいと考えています。

参加者コメント

◆こども

お母さんがいなくて少し不安だったけど、中学生のお姉さん達が声を掛けてくれ安心しました。
いつもは試合を見るだけだけど、今日は色々作ったり、応援するためのポンポンを作ったりあっという間の時間でした。最後にみんなと一緒に声を出して応援するのが楽しかったです。

◆保護者

最初から運営の皆さん笑顔で声がけしながら近づいてきてくれて、娘もすぐ笑顔になり、私自身もそんな対応に最初からすごく安心できました。
お陰で子どもの事を気にする事なく試合に集中できました。試合の最後の方には一緒に試合を見て応援してくれてすごく嬉しかったです。かんむり、ポンポンなど一緒に作ってもらったようで、自宅に帰ってきてからもパパにその事を興奮しながら伝えていて、本当に楽しかったんだなと感じました。
子どもを連れていく時は必ずチームの誰かが見ていなくてはいけないので、色々大変でしたが今回はまったく気にせず試合に全集中できました。素晴らしい取り組みだと思いました！本当にありがとうございました。

◆保護者

みやぎなでしこ塾の「キッズひろば」に参加させていただき、本当に助かりました。毎回試合の度に子どもたちの過ごした方や子どもたちの預け先をさがすのに苦慮していました。
今回、子どもたちをみていただき、安心してそしてのびのびと試合に集中することができました。子どもたちも保育士さんや優しいお姉さんたちに遊んでもらい、作ってもらったおめんやポンポンは家に帰ってからも楽しく遊んでいました。
チームの中でも今まで、子どもがまだ小さいから、とチームを離れてしまうメンバーもいましたが、このような取り組みが定期的にあれば、いつまでも、女性が気兼ねなくサッカーを続けていくことができ、女子サッカー界がますます盛り上がっていけると思います。試合で汗を流し、リフレッシュできたことで子どもたちにもまた新鮮に優しく接せることができました！本当にありがとうございました。