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女子普及

【開催報告】中学女子選手のオープンキャンパス(MFA中体連女子FES)

2021.07.01

2021627()、松島フットボールセンターにてMFA中体連女子サッカーフェスティバル(以下、中体連女子FES)を実施しました。思い起こせば、日本サッカー界にインパクトを残した10年前、2011627日はなでしこジャパンが優勝した女子W杯の初戦。優勝後、女子サッカーの普及に大きく影響を与えブームとなりました。

現在、宮城県内の女子選手登録数は2015年から減少傾向にあります。

日本サッカー協会の全国的なデータによれば、小学校6年生が中学進学時で約1300名の女子選手の登録人数が減少傾向にあり、宮城県でも同進学時において約12%程度減少があります(10名程度)。小学生では男子と一緒に活動していた女子は、女子中学生になった際、クラブチームで女子同士サッカーを継続する選手もいれば、生活圏にクラブチームがないため女子同士の活動をしたくても部活動で男子と一緒に継続する選手もいます。思春期を迎える中学生で男子と一緒になってまでは継続しないという選手もいます。

今回の中体連女子FESは、部活動で男子と一緒に活動している女子選手を対象とした「女子だけのサッカーフェスティバル」。女子だけで一緒にプレーする機会を提供することにより、サッカーの新たな楽しさを味わい今後の仲間づくりをしてほしいという想いで実施しました。さらに、サッカーを継続できる環境を作るために高校女子選手にも運営をサポートしていただき、最後には自分の高校の紹介も実施しました。女子中学生と女子高校生の距離を縮めながら、サッカー界のオープンキャンパスをし、女子中学生の選択肢を増やす活動をしました。

「顧問の先生が薦めてくれた」という後押しで参加した選手もあり、告知には中学校の先生方にも協力を仰ぎながら、昨年6年生で所属していた小学生チーム指導者にも協力をいただき、漏れがないように告知をしていきました。6/24段階の2021年度中体連女子登録選手53名の内、約80%の40名(内、1年生18名・2年生11名・3年生11名)、南は亘理中、北は栗駒中・志津川中の県内全域からの参加がありました。一方、高校生は聖ウルスラ、大崎中央、東北、宮城一高の4校の女子選手が参加し、高校でもサッカーを続けてほしい一心で積極的なコミュニケーションを取り雰囲気づくりをサポートしていました。

イベント開始直後は、緊張してなかなかコミュニケーションを取ることができなかった子もいましたが、時間が進むにつれ笑顔も増えて楽しそうにサッカーをしていました。

当日の様子を宮城県サッカー協会Youtube公式アカウントで掲載中

https://youtu.be/TVbob0aqJYs

 終了後の参加選手インタビューでは「普段は男子と一緒に練習をするので遠慮をする場面があるが、(今回は全員が女子なので)遠慮なくノビノビとサッカーをすることができている」と笑顔で話してくれたのが印象的でした。今回の中体連女子FESに参加した中学生が来年、高校でサッカーを続けながらこのようなイベントに今度はサポート役で関わり、過去の自分と照らし合わせどんな声掛けをするのか…成長が楽しみです。

保護者の皆様の声には「様々な都合で女子クラブチームに所属させられず、さらに5月の中総体で引退した中、こういった一部活動所属選手にレベルの高い練習機会を与えていただいたのは感謝します」、「都市部だけでなく地方でも積極的にこのような機会を作ってほしい」というご意見もいただきました。

日本の女性活躍社会を牽引する、日本に女性プロスポーツを根付かせるというコンセプトのあるWEリーグは秋に開幕します。10年前W杯優勝後のような、女子サッカー界にインパクトだけにとどまらず、今度は、草の根の…今ない活動機会を作り出し、し続ける…サッカーで活躍できる女性を応援する…その環境を整える使命を改めて感じさせられました。

当日の記事がスポーツ報知に掲載されましたので、ここで紹介いたします。記事はこちら(報知新聞社様提供) 

当日は中学女子サッカー環境の充実に寄与したいと上記活動の趣旨にご賛同いただき、本協会サプライヤーのヒュンメル様より参加者にヘアバンドを提供していただきました。リストバンドとして着用した女子選手もおりました!

主催:一般社団法人宮城県サッカー協会

協賛: