事務局ニュース
【開催報告】子育てコーチング~「お母さん」はサッカーを支える大事な存在~ みやぎなでしこ塾

サッカーに関わる女性…
選手でもなく、指導者でもなく、圧倒的に多いのが「お母さん」。
県内でサッカーしている育成年代(高校生以下)の選手が約8,000名程度おりますが、その数だけ、『お母さん』がサッカーに関わっているといっても良いのではないでしょうか。
サッカーに関わる身近な女性…実は「お母さん」なんです。
サッカーとの繋がりで女性がもっと華やかになってほしい
2022年度よりサッカーに関わるあらゆる女性を応援できるような機会を創りたいと「みやぎなでしこ塾」を開催してきました。「みやぎなでしこ塾」は、選手、女子マネージャー、運営スタッフ、医学関係者、指導者、審判員等はもちろんのこと、お母さんやおばあちゃん、サッカーが好き・興味がある女性の方を対象に、「講話」「パネルディスカッション」「実技」など様々な形式でサッカーに関する事柄を学ぶ機会を提供する事業です。今年度は、それぞれの対象者のニーズに合った研修会を実施し、今回が4回目となります。
1回目:女子サッカーの歴史を学ぶ こちら
2回目:高校サッカーを支える女子マネージャーがもっとハッピーに こちら
3回目:女子選手を対象に 生理を学ぶ こちら
今回は、サッカーに関わる女性(たぶん一番身近な存在) 『お母さん』を対象に、サッカーをするお子さんを育てる際の悩みを少しでも解決してもらおうという内容で「家庭でできる子育てコーチング」をテーマに2/12(日) 仙台白百合学園 視聴覚室にて実施し、45名の方が参加しました。
講師は、親子間のコミュニケーションの重要性を実感し、コーチングの認定資格を取得して保護者向けのセミナーや講演会をしてらっしゃる江藤真規さん【(株)サイタコーディネーション】をお招きしました。
1時間半の中で、一方的な講義ではなく、参加者同士がグループとなり一つのテーマで意見交換やワークなど、『お母さん』の日頃の悩みを話しあう『女子会』のような雰囲気で行われました。
「あなたが頑張るって言ったんだから、最後までやりなさい」こんな何気ない一言が子どもたちに大きなプレッシャーになっていないか…ではどんな言葉が、子どもたちの「自分ごと化」できる一言になるのか…
親の役割って何なのか…
短所なのかなと思う子どもの性格もしぐさも見方を変えることで長所に捉えたり、追いつめる言葉もちょっと見方を変えて伸びる言葉に出来る…
親も人…イライラ感情とどう付き合っていくか…
など、参加したお母さんに寄り添った内容で、コーチングについて学びが深めることができ、さらに、実際に使えるような具体的な言葉もあり、参加したお母さん方も有意義な時間を過ごしていたのではないかと感じます。運営しながら、私自身もふと1人の母親として聞き入ってしまう場面もありました。それだけ子育てをする「お母さん」に響く言葉がたくさんありました。
参加者の声
・終始素晴らしい内容で、聴きやすくメモを取る手が止まりませんでした。特に心に残った内容は、自己肯定感が低い我が子との関わりに悩んでおり、『子どもの自己肯定感と親の在り方はリンクしている』という言葉は目から鱗でした。性格だから…という考え方ではなく親の関わりが大きな影響を与えることを知り、納得と今までの反省も出来ました。
・こういったテーマの講演をもっと早く聞きたかったと思っていましたが、実際聞くと、子どもの年齢に関係なく、コミュニケーションの在り方を学ぶ機会となり参加して良かったです。
・小学生年代のサッカー少年少女とその母親は、世界が狭くなってしまいがちです。もっと多くのお母さんたちにも聞かせてあげたいお話でした。また、サッカーを知らない講師の先生目線からの話が新鮮でよかったです。
当日は、お母さんが安心して講演に参加できるよう、お子さんを預かり、講演中に隣接する体育館でサッカー遊びをする【子ども預かりサッカー遊び】も実施しました。明成高校女子サッカー部にも協力いただき、年少~小学3年生の子ども達17名と楽しい時間を過ごしました。お子さんを預けたお母さんからは、「今回子どもを預け、母は講座に集中することができ、このような細やかなサポートがありがたいと思いました。行きたくても子どもを連れては難しそうと諦めることなく、なおかつ子どももお姉さんたちと楽しく過ごすことができて、親子共に充実した時間を過ごすことができました。」と非常に嬉しい感想をいただきました。
今回開催にあたっては、仙台白百合学園さん、明成高校女子サッカー部の皆さんを始め、女性活躍の趣旨にご賛同いただき、多くの方々のご協力をいただきました。改めて関係者の皆様に感謝申し上げます。
弊協会では、今後も、女性がサッカーをしやすい、関りやすい、そして活躍できるような機会を一歩ずつ一歩ずつ取り組んでいきたいと思います。